長い人生を生きていれば、重要な決断をするときが訪れます。
その中でも、多くの人にとって一度有るか無いかの大きな決断、それは・・・、
憧れだった新居を建てる!もしくは、素敵なマンションや一戸建てを購入する!
ではないでしょうか?
そして、ようやく手に入れた新居には、
- 自慢できるカッコいい家にしたい
- 家族が楽しく暮らせる家にしたい
- 使い勝手の良い便利な家にしたい
など、人それぞれ様々な理想が有るかと思います。
ただ、一つ忘れがちなポイントも有ります。
もちろん見た目のカッコ良さや便利さも重要ですが、家とはまず安心して寛げる場所であって欲しいはず。
そして、家の中で家族が一番長い時間を過ごす場所は・・・、
そう「リビングダイニング」です。
つまり、居心地の良い快適なリビングダイニングを作ることが、新居作りに置いて最も重要なファクターと言えますよね。
そこで、高級リゾートホテルの様なアジアンテイストのリビングダイニングを例に、インテリアコーディネートの5つのコツをご紹介します。
Contents
1.お部屋のテイスト(インテリアや家具の雰囲気)を統一する
新居へ引っ越しすると理想が膨らんで「お洒落なアジアン家具を置きたい、バリ風の小物を飾りたい、派手な色のカーテンを着けたい」などなど、色々な考えが湧いてくると思います。
ただ、それぞれのお部屋ごとでテイストを分けることは良いですが、一つの大きな空間(メインルーム)となるリビングダイニングは出来るだけ統一感のあるアジアンインテリアや家具でコーディネートされることをお勧めします。
同じメーカーやシリーズで統一出来ればもちろん理想的ですが、そうならない場合でも出来るだけインテリアや家具の質感や重厚感などが似通ったものでコーディネートするのがコツです。
アジアンリゾートの様なお部屋に憧れてバリの高級ホテルにあるようなソファをリビングに置くならば、ダイニングにも雰囲気や質感がアジアンなソファに合うアイテムを置かないと、結果的にチグハグな空間になってしまいます。
「ソファは上質なものにして予算が無くなったから、ダイニングには安価な合板製の組み立て式テーブルセットを置く」ということでは、スーツにスニーカーを履くようなアンバランスなコーディネートになってしまいます。
空間(お部屋)のバランスや雰囲気が崩れないインテリアや家具選びを心掛けましょう。
2.毎日座ったり、動かしたりするアイテムに優先して予算を掛ける
アジアンなインテリアに限らず、ハッキリ言ってインテリアや家具は本当に「値段なり」です。
凄く値段が安いのに、丈夫で品質も良いモノというのはまず存在しません。
お部屋の家具の中でも、ソファやダイニングのテーブル、椅子などは毎日長い時間座ったり触ったり、動かしたりしますよね。
特にソファは一番リラックス出来る場所でもあり、自宅にいる大半の時間そこで寛いでいるはずです。
そんな家具が使い心地が悪かったり壊れやすかったりすると、これは毎日少しずつストレスを溜めているようなものです。
また、予算を抑えて安価なものを買ったとしても、すぐにダメになってしまい2~3年後にまた買い替えるくらいなら、高価でも丈夫で快適に長く使えるものを買った方が結果的には間違いなくお得です。
逆に、例えばソファテーブルやテレビボードなどは、基本的には常時置いておくだけなので、ソファやダイニングに比べるとそこまで品質や耐久性を気にする必要はありません。
これらを踏まえ、適切なアジアンインテリアや家具選びの予算配分を考えてみてください。
⇒ ウォーターヒヤシンスソファ選び5つのポイントとおすすめアイテム!
3.アジアンなインテリアや家具の色味は同系色になり過ぎないように
インテリアや家具の色味も、ある程度統一してコーディネートすることは大事です。
ただ、多くの方が失敗されるのは、家具やラグマット、カーテンに床材など全て同系色のものを選択されて、結果的に全体が同じような色合いのどこかボヤっとしたメリハリの無いお部屋になってしまいます。
特にアジアンなインテリアや家具でコーディネートされる方に多いのが、ほぼ全てをブラウンの色目にされて、全体が茶色いやや重い雰囲気のお部屋になってしまいがちです。
確かに相性の悪い色味を組み合せると、まとまりのないお部屋になってしまいますので避けるべきです。
しかし、相性の良い色味(例えば、白、黒、ブラウン、ベージュ、アイボリーなど)のインテリアや家具を上手く組み合せていくと、むしろコントラストの効いたそれぞれが映えるお部屋の雰囲気になります。
4.最初はやや余裕を持ったレイアウトに
どんなに良く考えて引っ越しまでに準備をしたとしても、実際に住んでみて初めて本当に必要だったものや必要なかったもの、家具の適切サイズなど、気づくことも多いはずです。
そうすると、住み始めてから必要に応じて部屋に手を加えていく機会も出てくるかと思います。
もし最初からお部屋のスペース一杯を使って家具類を配置すると、後々手狭になってくるようなケースもありますので、最初は少し余裕を持たせたレイアウトで家具選びを考えるのもコツです。
必要かどうか解らないインテリアや家具は、住んでみてから買い足すくらいの気持ちの余裕が有る方が良いですね。
5.小物やファブリックのコーディネートは主役となる家具を置いてから
新居には、あんな小物を置きたい、憧れのホテルライクなお部屋にしたいなど、イメージが膨らんで色々と考えますよね。
しかし、抱いていた理想の雰囲気と、実際に完成したお部屋のイメージが何か違う?ということも良くあります。
そうならないように、まずは一度主役となる大物家具類(ソファやダイニング、センターテーブルなど)を実際にお部屋に置いてみると、雰囲気やサイズ感などイメージがし易くなります。
周囲の小物や装飾類、またカーテン、ラグなどのファブリックは、その雰囲気に合わせてイメージに合うものを揃えていくのが上手くコーディネートできるコツです。
メインの家具で雰囲気が決まれば、あとは周りにバリっぽい小物を置いていけばどんどんバリ風のアジアンテイストになりますし、西海岸テイストな小物を置いてサーファーズハウスのようにしても良いですし、南ヨーロッパな小物で地中海リゾート風の雰囲気にしても良いですね。
★とっても参考になる!リゾートスタイルのインテリアコーディネート例
<まとめ>
家とは本来外から眺めるものではなく、中に住む人が快適であるべきものです。
そのために、快適なお部屋作りがいかに重要かお解り頂けたかと思います。
また、そこに置くインテリアや家具も、毎日見たり使うもの。
高価な家を建てた(もしくは購入した)のなら、適切な予算を有効に使ってその家に見合ったインテリアや家具をコーディネートしましょう。
今回はアジアンなインテリアや家具を用いたリビングダイニングを例にしたコーディネイトのコツですが、アジアンテイストだけでなく他のテイストや、自室や他のお部屋のコーディネートにももちろん参考にして頂ける内容ですよ。
皆さんの新居がアジアンリゾートの様な快適空間になるように、ぜひご活用くださいね。